町内の観光反対派のみなさん最後のチャンスですよ!
なんか最近、案内所に来てくれる客さんに星野リゾートどこにできるん?ってよく聞かれる。私にはわかりません。
できたら、人増えるんかなー
【目次】
和束の景観観光
先月1/30(火)に星野リゾートと和束町がパートナーシップ協定を結びました。
このパートナーシップ協定ってなんやねん?って調べると、
『和束町の茶業や景観を活かした魅力的な宿泊施設の整備にむけ、和束町及び京都府と星野リゾートが協働して検討を進めること』
http://www.town.wazuka.kyoto.jp/contents_detail.php?co=tpc&frmId=2336
また、犬打峠トンネルが京都府公共事業事前評価調書を見ると完成予定年度が平成35年度となっています。
この2つが完成すれば、よりいっそう観光客は増えそうですね。
見てもらいたいデータがあります。現在の観光入込客数は平成23年から平成28年に約2.5倍となっており29年度も増加しているでしょう。
引用http://www.pref.kyoto.jp/sanroso/documents/waduka.pdf
同時にツアーの受入件数も激増しています。
(引用上リンクと同じ)
観光客の増加に伴って、農地に入られて困ったことがある方、作業の邪魔をされたという方、などイヤな思いをしてきた茶農家さん住民さんも多くいることでしょう。
観光案内所やトレイルルートの道中でお叱りを受けたこともあります。
じゃぁ嫌な思いしてる人いっぱいおんのに何で観光なんかしてんねん?
オレ怒られたくなんかないし!
はい、下に書きました。
そもそも何で町は観光に力入れてんねん!?
和束町がかかえる課題
ここ10数年の茶市場の変化によって茶価て低下。
少子高齢社会による人口減少、過疎化による後継者不足、耕作放棄地の問題が深刻になってきている。
そして、和束町は平成26年度の「日本創生会議」がまとめた「消滅可能性都市」に名が載りました。
そこで町は、平成20年度から茶産業を軸にした観光産業の創出にむけ、茶業の6次産業化に取り組み、交流人口拡大によって①地域外の外貨獲得②雇用の創出③地域のブランド化を推進しています。
これが町の大きな目的です。(元データ)
町がやるって言ってるんです!
オレを怒らないでください!
交流人口拡大によって、茶業の担い手確保・多様化による雇用の創出、移住予備軍の確保が急務になっています。
これでも観光がない方がいいと言えるのでしょうか?
私が和束に来てまだ2年たってませんが、人が住まなくなった家の屋根が倒壊していたり、窓ガラスが割れているような家をたびたび目にしてきました
。
和束に来たことで、住みたい、働きたいと言ってくれる方がいらっしゃいます。
観光はそのきっかけにすぎません。
和束町の取り組み例
交流人口拡大の施策の1つとして農家民泊に取り組んでいます。
修学旅行生などの学生を対象に教育観光を推進し、和束での生活体験や農業体験、自然・文化・地域住民と交流を楽しんでもらっています。
詳しくはこちら
こうした体験した彼らは、地域住民とつながりを持ち、足を運んでくれる学生もいます。
夏休みの宿題で絵を描きにきた小学生は、帰ってから「茶農家さんになりたい!」と書いたお手紙をくれました。
おわりに
私はワヅカナジカンでこの町を知り、住みつくようになりました。
郷土愛はありませんが、愛着はあります。
この町が衰退してくのが私は嫌です。
皆さんはどうお考えですか?
今ある観光は理想のカタチではないでしょう。
今和束には多くの人が訪れるようになっています。
せっかく多くの人が来ているんだから、観光を利用して実になるものを一緒に築きませんか?
逆に、以前の生活を求めるなら今が最後でしょう。
この選択をした場合、その先にどんな未来があるんしょうか。